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スポットカシメ

スポットカシメとは

スポットカシメとはプレスカシメの一種。スポット状に半抜き加工を施して板金を締結する加工方法です。スポット溶接の代わりとなる加工方法として重宝されています。

ここで言う半抜き加工とは、2枚の板金のうち、片方に位置決め用の突起を出して、もう片方には突起が通る穴を開け、2枚を組み合わせる加工の事。突起を加圧で潰してカシメます。

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スポットカシメの原理

スポットカシメ1 スポットカシメ2
画像引用元:株式会社エナミ精機公式サイト「金属カシメ加工について」(https://www.enami.co.jp/caulking)

金属には、力を加えて変形させても、力を取り除くと元の形に戻ろうとする性質(弾性)があります。しかし、一定以上の力(弾性の限界を超える力)を加えて変形させると、力を取り除いた後も元に戻らなくなる性質(塑性)があるのです。

スポットカシメは、この塑性という性質を利用した加工方法。カシメたい箇所に一定以上の圧力をかけて変形させ、板金を締結します。

スポットカシメを行う場合は、まずカシメたい素材を重ねてポンチを押し込み、半抜き加工を実施。画像のように、穴を開けるのではなく部分的に貫いて、反対側に出た突起を潰してカシメる流れとなっています。小さな面積・少ない力で高強度なカシメを実現できるのが魅力です。スポットカシメはカシメる範囲が小さいため、加工にかかる時間も短め。また、「点」で固定できるため、力がかかる方向に左右されることもありません。

スポットカシメのメリット

スポットカシメはリベットカシメやナットカシメと違い、副資材を使用せずにカシメられること。副資材の調達コストを抑えられ、リードタイムを短縮できます。ネジやボルトで締結するよりも凹凸が少ないため、美しい仕上がりを実現。溶接に適さない組み合わせの金属や溶接すると変色してしまう塗装鋼板も締結可能です。

スポットカシメの
デメリット

スポットカシメは、板金を部分的に貫き、立ち上げた突起を潰してカシメる方法です。とても小さな範囲ではありますが、板金に穴を開けて貫通させるため、カシメ加工後のやり直しがききません。失敗すると母材が使い物にならなくなるので注意しましょう。

スポットカシメが
用いられる主な業界

スポットカシメはスポット溶接の代わりとなる加工方法。自動車、弱電・家電、通信機器、換気扇枠、建築部材など、幅広い業界で使用されています。

カシメ機メーカーの選び方

現在カシメ加工に時間と手間がかかっているなら、作業工程を記録・プログラム管理できるカシメ機にシフトチェンジするのがおすすめです。数値・条件を都度設定する手間を省けるほか、省人化による人員コストの削減データに基づいた品質管理にもつながります。

カシメる素材の硬度やサイズ、カシメる目的などによって選ぶべきカシメ機は異なるもの。カシメたい製品に合ったカシメ機を見つけるには、販売しているカシメ機の「加圧力」が幅広いメーカーに相談するのがおすすめです。

次のページでは、「作業工程を記録・プログラム管理できるカシメ機」を取り扱っているメーカーを5社取り上げて紹介しているので、是非チェックしてみてください。

リベッターとカシメ機の
違いとは?

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カシメ機メーカー5選

カシメ機(ハンドピース・専用カシメ機を除く)を販売しているメーカー14社の中から、カシメ条件をプログラム管理できるカシメ機を取り扱っている5社を厳選。
各社の公式サイト、または一般公開されているカタログにスペックが掲載されていた製品を調査して、取り扱っているカシメ機の加圧力の幅が広い順に紹介しています(2021年10月7日時点の調査情報)。

 

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特徴 カシメ技術に関する
特許を150件以上取得
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精密カシメ盤製造歴
50年以上の職人が
在籍している
クリンチングナットやスタッド、スペーサーをカシメられる トヨタ自動車東日本
株式会社の技術開発賞
を受賞している
取扱製品の
加圧力の幅
0.3kN~196.0kN 0.5kN~100kN 0.1kN~50kN 0.5kN~50kN 1.2kN~15kN
試作対応 3拠点
(東京・愛知・大阪)
要問合せ 2拠点
(東京・タイ)
要問合せ 2拠点
(愛知・秋田)
公式HP

※取扱製品の加圧力の幅、スタンド型カシメ機(独立したタイプのカシメ機)とユニット型カシメ機(専用機に取り付けられるカシメ機)の種類、試作対応の拠点数については、各メーカーの公式サイト、または一般公開しているカタログにスペックが掲載されていた製品データをもとに算出しています(2021年10月7日時点の調査情報)。

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