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絞りカシメ

絞りカシメとは

絞りカシメはプレスカシメの一種。プレス加工と同じ要領でポンチ(加圧する治具)とダイ(ポンチを受ける部分)の間に板金を挟んで圧力を加え、円筒、角筒、円すいなどに変形させてカシメる方法です。板金そのものをプレスして変形させる加工方法なので、表面は滑らかで美しい仕上がりになります。

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絞りカシメの原理

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画像引用元:株式会社エナミ精機公式サイト「エナロックシリーズ」(https://www.enami.co.jp/enalock)

金属には、力を加えて変形させても、力を取り除くと元の形に戻ろうとする性質(弾性)があります。しかし、一定以上の力(弾性の限界を超える力)を加えて変形させると、力を取り除いた後も元に戻らなくなる性質(塑性)があるのです。

絞りカシメは、この塑性という性質を利用する加工方法。金型(ダイ)の上に板金をセッティングした後、金型(ダイ)にフィットする治具(ポンチ)で加圧することで、2枚の板金を塑性変形させつつカシメます。金型(ダイ)通りの形になるように、板金を引き伸ばしながら塑性変形させる加工方法なので、硬くて薄い素材の板金が適しています。

絞りカシメのメリット

絞りカシメは、板金そのものをプレスしてカシメるため、リベットやナット等の副資材を調達するコストを抑えられるほか、リードタイムを短縮できます。また、溶接に適さない組み合わせの金属を締結したり、溶接すると変色してしまう塗装鋼板を締結したりすることも可能です。素材に加わるダメージが少ないため、滑らかで美しい仕上がりを実現します。

絞りカシメのデメリット

絞りカシメは板金同士を塑性変形させてカシメる方法のため、リベットやナット等の副資材を使用するカシメ加工に比べると強度は低め。また、板金を薄く引き伸ばしながら加圧するため、もろい素材を使用する際は注意が必要です。ポンチの圧力に耐えられず、加工中に割れてしまう可能性があります。

絞りカシメが用いられる
主な業界

つなぎ目のない、リベットレスな仕上がりを実現する絞りカシメは、審美性・機能性共に溶接の代わりとなる加工方法として注目されています。電化製品や自動車部品、パイプなど、使用されている業界ジャンルは実に様々です。

リベッターとカシメ機の
違いとは?

カシメ機メーカーの選び方

現在カシメ加工に時間と手間がかかっているなら、作業工程を記録・プログラム管理できるカシメ機にシフトチェンジするのがおすすめです。数値・条件を都度設定する手間を省けるほか、省人化による人員コストの削減データに基づいた品質管理にもつながります。

カシメる素材の硬度やサイズ、カシメる目的などによって選ぶべきカシメ機は異なるもの。カシメたい製品に合ったカシメ機を見つけるには、販売しているカシメ機の「加圧力」が幅広いメーカーに相談するのがおすすめです。

次のページでは、「作業工程を記録・プログラム管理できるカシメ機」を取り扱っているメーカーを5社取り上げて紹介しているので、是非チェックしてみてください。

業務効率化・コスト削減を実現する
おすすめの
カシメ機メーカー5選

カシメ機(ハンドピース・専用カシメ機を除く)を販売しているメーカー14社の中から、カシメ条件をプログラム管理できるカシメ機を取り扱っている5社を厳選。
各社の公式サイト、または一般公開されているカタログにスペックが掲載されていた製品を調査して、取り扱っているカシメ機の加圧力の幅が広い順に紹介しています(2021年10月7日時点の調査情報)。

 

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ノウハウ・提案力なら
吉川鐵工
加工精度で選ぶなら
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機械設計力で選ぶなら
千秋技研
特徴 カシメ技術に関する
特許を150件以上取得
してきた実績がある
ラジアル方式で
カシメのズレや歪みを
0.01mm未満に抑える
精密カシメ盤製造歴
50年以上の職人が
在籍している
クリンチングナットやスタッド、スペーサーをカシメられる トヨタ自動車東日本
株式会社の技術開発賞
を受賞している
取扱製品の
加圧力の幅
0.3kN~196.0kN 0.5kN~100kN 0.1kN~50kN 0.5kN~50kN 1.2kN~15kN
試作対応 3拠点
(東京・愛知・大阪)
要問合せ 2拠点
(東京・タイ)
要問合せ 2拠点
(愛知・秋田)
公式HP

※取扱製品の加圧力の幅、スタンド型カシメ機(独立したタイプのカシメ機)とユニット型カシメ機(専用機に取り付けられるカシメ機)の種類、試作対応の拠点数については、各メーカーの公式サイト、または一般公開しているカタログにスペックが掲載されていた製品データをもとに算出しています(2021年10月7日時点の調査情報)。

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